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犬が大好きな弟の前世は犬だったに違いない
犬が大好きな弟は、きっと前世は犬だったと思わされる。小さい頃から犬の鼻を噛むのが好きだった。私も犬は好きだが、鼻を噛もうとは思わない。どの犬になっても、弟は鼻を噛むことはやめない。弟曰く、それは犬に対する愛情表現だと言う。見ていると、鼻を噛まれている犬も嫌がっている様子はない。きっと、前世は犬で、犬同士の会話をしているとしか思えなかった。ある日、飼っていた犬が風邪をひいて、突然死んでしまったことがあった。
犬と言えども家族の一員だ。みんな、悲しくて声を出して泣いた。その中で弟は、みんなの前では我慢して泣かないようにしていた。でも、部屋に閉じこもったままだったので、きっと泣いていたのだと思う。その犬が亡くなって2週間くらい経った辺りに、弟に異変が起きた。ショックのあまりか、頭に500円玉くらいの円形脱毛ができてしまった。しかも、1ヶ所ではなく数ヶ所にできてしまった。子を失った親のような感覚なのだろうか。それを見たとき、やっぱり前世は犬に違いないと感じた。